名目賃金と実質賃金グラフ作成手順(前年同月比)

同じグラフを作成したい

毎月勤労統計調査全国調査」では、5人以上の事業所を対象に賃金や労働時間などの雇用状況を調査しています。
その推移グラフの1つの作成手順を調べました。
(簡単に作れるかと思いましたが、けっこう苦労しました)

毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査) 結果の概要|厚生労働省
毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査) 結果の概要について紹介しています。

執筆当時の最新報告は2023年6月6に公表された同年年4月の調査結果です。

毎月勤労統計調査 令和5年4月分結果速報|厚生労働省
毎月勤労統計調査 令和5年4月分結果速報について紹介しています。

概況」のPDFを確認すると、最初に出てくるグラフは「名目賃金と実質賃金」の推移です。
前年と比べると、支給額「名目賃金」はプラス傾向であるものの、物価変動の影響を加味した「実質賃金」はマイナス傾向です。

数値データを取得する

ページ下部の「最新月の結果表へ(政府統計の総合窓口(e-stat))」から数値データを取得します。
様々のパターンのExcelデータがあるのでどれかわからず、1つずつ確認しました。

毎月勤労統計調査 毎月勤労統計調査 全国調査 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
毎月勤労統計調査全国調査は、日本標準産業分類に基づく16大産業に属する常用労働者5人以上の事業所を対象に、賃金、労働時間及び雇用の変動を毎月把握する調査です。調査対象事業所は、常用労働者5人以上の約190万事業所(経済センサス-基礎調査)か...

■長期時系列表
 ↓
月次・年次・年度次・半期・四半期
 ↓
7 現金給与総額 指数及び増減率-就業形態計(5人以上)
25 実質賃金(現金給与総額) 指数及び増減率-就業形態計(5人以上)(調査産業計,製造業)

とたどり、名目賃金と実質賃金のExcelデータを取得します。

そのままでは使いにくい

Excelは「令和2年平均=100」とした指数の値が上部に、下側に「前年比(Year-on-year growth rates):%(%)」と分かれています。
列は「年平均 上半期 下半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 1月 2月 3月・・・」となっており、このままでは扱いにくいので、今回は必要なデータのみExcelに貼り付けました。
なお、集計時点ではまだ最新数値の2023年4月分がExcelに反映されていなかったので、単月で公表されている資料からペーストしました。

YYYYMM名目賃金(指数:前年比)実質賃金(指数:前年比)
2002年1月1.10.5
2002年2月1.20.0
2002年3月2.00.6
2002年4月1.3-1.7
2002年5月1.0-1.8
2002年6月2.0-0.6
2002年7月1.3-1.8
2002年8月1.7-1.7
2002年9月2.2-1.2
2002年10月1.4-2.9
2002年11月1.9-2.5
2002年12月4.1-0.6
2003年1月0.8-4.1
2003年2月0.8-2.9
2003年3月1.3-2.3
2003年4月1.0-3.0
Excelで表作成

作成したグラフです。
Tableau Publicを使用しています。

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